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CNC Bike Parts

ガイド / 材質

その自転車パーツには6061か7075か

2026年9月3日

切削加工の自転車パーツは、ほぼすべてがこの2つの合金のどちらかから削り出されます。どちらを選ぶかは、多くの場合、強度の数値ではなくアルマイトで決まります。

要点

6061-T6 7075-T6
引張強さ 約310 MPa 約570 MPa
材料費の比較 基準 約2〜3倍
被削性 良好、送りを速くできる 良好、ただし工具の摩耗が大きい
アルマイト、タイプII 色むらが少なく、色合わせが容易 暗めで、ロット間の色合わせが難しい
溶接 可能、その後熱処理 構造部品では不可
耐食性 優れる 劣るため、アルマイトを確実に施す

6061が適している部品

ステム、フェイスプレート、ブレーキアダプター、シートポストクランプ、ヘッドセットスペーサー、ボトルケージ、そしてほとんどのe-bike用ブラケットです。これらの部品は断面が十分に厚いため、合金の強度が制約になりません。素材が安く、切削が速く、製品ライン全体で色の揃った仕上がりが得られます。

5色展開でパーツを販売するブランドにとって、それを現実的にしているのが6061です。

7075が価格に見合う部品

クランク、スパイダー、ダイレクトマウントのチェーンリング、ピボット部品など、材料を削りながら剛性を保たなければならない部品です。クランクアームは、フレームとライダーの足によって外形が決まった長いレバーです。アルミを増やして解決する余地はないため、より優れたアルミで解決します。

また、これ以上大きくできない断面で、すでに疲労試験に不合格になった部品にも価値があります。

加工会社で変わること

7075はきれいに削れますが、許容範囲が狭くなります。工具の摩耗が大きいため、長いロットでは材料費の差から想像する以上に工具費がかかります。迷う場合は、両方の見積を依頼してください。小さな部品では差額は予想より小さく、重い部品では予想より大きくなるのが一般的です。

アルマイト業者で変わること

返品の原因になるのはこの部分です。タイプII(装飾用アルマイト)の染料は酸化皮膜の細孔に入り込み、その皮膜の成長の仕方は合金によって変わります。同じ槽で処理した6061の黒いステムと7075の黒いクランクは、昼光の下では同じ色には見えません。

効果の高い順に、選択肢は次のとおりです。

  1. 組み合わせて使う部品は1つの合金に揃える。
  2. 差が最も目立ちにくい暗い色を選ぶ。
  3. 処理業者に合金ごとに槽を調整してもらい、色合わせに許容差を設ける。
  4. 塗装やコーティングに切り替える。合金の違いは隠れますが、部品の質感は変わります。

RFQに書くこと

合金、調質、そしてすでに販売している別の部品と色を合わせる必要があるかどうかを書いてください。設計が固まっていない場合は、両方の合金で見積を依頼してください。自転車パーツを日常的に加工している会社なら、その形状に本当に必要なのがどちらかを、すぐに教えてくれます。

よくある質問

完成した部品でも、7075のほうが必ず強いのですか?

合金としては7075のほうが強度が高いです。しかし部品が強くなるのは、形状がその強度を活かしている場合だけです。7075の薄い断面は、適切な形状の6061の断面より先に破損することがあります。材料を替えて期待するのではなく、自分の設計で計算してください。

7075は溶接できますか?

構造用の自転車パーツでは、実用上できません。6061は溶接でき、溶接後に熱処理もできます。設計に溶接が必要であれば、6061を前提にしてください。

6061と7075の部品で色が揃わないのはなぜですか?

合金元素によって、酸化皮膜への染料の入り方が変わるためです。7075は通常、より暗く、やや緑がかった色か灰色がかった色に仕上がります。色を合わせるには槽の調整をいとわない処理業者が必要で、それでも完全には一致しません。

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